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2023.05.30

鶏ふん堆肥を活用した肥料「鶏放題めぐる君」出荷開始のお知らせ

 本会は、朝日アグリア㈱と共同し、「特殊肥料等入り指定混合肥料・鶏放題めぐる君」を開発しました。同肥料は、富士たまご㈱で生産する鶏ふん堆肥を使用し、焼津市の大井川肥料工場で生産、朝日アグリア㈱製品として流通を開始します。
 肥料法の改正により、指定混合肥料として堆肥を原料とした肥料の生産が可能となったが、良質な堆肥の確保が課題となっていました。富士たまご㈱では良質な堆肥が安定して供給できることを踏まえ、朝日アグリア㈱と本会が試作を重ね製品化しました。
 同肥料は、窒素10%、リン酸3%、カリウム6%程度を含有しており、どの作物にも使用できる汎用性の高い成分で、ペレット状で施肥しやすいのが特長。
 県内の堆肥を肥料原料として活用し、SDGsにおける持続可能な消費・生産とみどりの食料システム戦略における化学肥料30%低減の目標達成に向け取り組みます。また、国際情勢の影響により肥料価格が高騰していることを受け、農家が営農を継続できるよう肥料価格を低減することが狙いです。
 5月29日には同肥料の初出荷式を開催し、(写真左から)朝日アグリア㈱の村上政徳社長、本会石川和弘常務理事、富士たまご㈱の福澤淳一社長、静岡県食と農の振興課の酒井信尚課長、JA全農西日本営農資材事業所の久津間正高所長らが出席しました。