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2021.06.30

SDGsに対応~SKケイカルを使った酒米栽培をスタート~

 3月19日、肥料農薬課は、浜松市の㈱ノズエファームのほ場で、花の舞酒造㈱、日鉄エンジニアリング㈱、中村建設㈱、戸田工業と協力し、酒米栽培に使う「SKケイカル」の散布を行いました。SKケイカルは、本会と日鉄エンジニアリング、静岡市、静岡大学が連携して開発したケイ酸質肥料。静岡市西ヶ谷清掃工場で生じる溶融スラグを原料として、本会が平成30年度に国内で初めて肥料として製品化し、流通を開始しているものです。
 今年栽培する酒米は、浜松市に本社を置く花の舞酒造㈱が原料として清酒の商品化を目指します。現在ではSKケイカルは仮登録肥料となっていますが、正式な登録が下りれば、浜松市内で今後稼働する予定の清掃工場から産出される溶融スラグも肥料として農地に還元することができ、「浜松循環モデル」を構築していきます。
 生産資材部は「ごみの溶融過程で生じる副産物である溶融スラグを活用したSKケイカルを活用して米を栽培する取り組みは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念に沿い、循環型社会の構築に寄与すると考えている。未利用資源の活用がこれからの課題であり、現場で効果を実証し生産者に広く伝えていきたい」としています。
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