Vol.11
〜田んぼのしくみ〜
新緑の若葉が目に鮮やかな季節となりました。春先に華やかな色合いを見せた桜の木々も、今やすっかり若々しい色をまとい、私たちをさわやかな気分にしてくれます。
さて、5月になるとあちこちで田植えが始まり、木々に負けない緑の競演が田んぼにも繰り広げられます。今回は田んぼの仕組みと役割についてご紹介します。
田んぼの下の土壌は、
『作土層(さくどそう)』『鋤床層(すきどこそう)』
に分けられます。
『作土層』
は稲を植えるために耕された土で、その下の
『鋤床層』
は土をつき固めて作られた、水を通しにくい層で水を貯める働きをします。(下図参照)
水のろ過
土の層が汚れた水をこし、有害な窒素も分解して(無害にして)放出します。
水害防止
田んぼは雨水を一旦貯め、ゆっくり放出するので、洪水や土砂崩れを防ぎます。
気温の調節
水蒸気をたっぷり発散して、気温が上がるのを抑えます。
地盤沈下の防止
地下水と川の水の量のバランスを取りながら、雨水をゆっくり地中に浸透させるので、地盤沈下を防ぎます。
生物のすみか
カエル、トンボ、イナゴ、ドジョウ、フナなどたくさんの生物がすんでいます。
※田んぼの貯水量は全国で52億立方メートル=東京ドーム4200杯分※
〜田んぼの断面図〜
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